RECRUIT

Text:佐藤 唯 Photo:阿南 元春

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PROIFILE

山川 幸子
機材管理部 静岡富士センター主任。2018年入社。藤沢センターに配属後、静岡富士センターの立ち上げに携わる。2018年5月より現職。
田中 尚美
総務人事部 部長。2021年入社。「総務」「人事」「情報システム部門」「内部監査」を部長として務める。
成田 優香
総務人事部 主任。2019年入社。総務・人事全般を行う。
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フロント業務がきっかけとなったAMP!2022参加の秘話

事業の多角化や新規事業の立ち上げなどを精力的に行っているASNOVAだが、業界のコモディティ化が進み、足場レンタルだけではない新しいビジネスやサービスを生み出す必要に迫られている。そこでASNOVAは新しいビジネスやサービスをデザインできる人材を育成する制度として「ASNOVA-Metamorphose-Program-!(以下、AMP!)が2021年に立ち上げられた。※AMP!は、「アンプ」と読む。

AMP!ではプログラムへの参加を通して自らの「価値観」や「不足」に気づき、自分が「こうなりたい」という「目標」に向けて自分を変えるためのきっかけを獲得する。そこで、今回はプログラム参加者で唯一の女性である静岡富士センター 山川幸子主任と、AMP!の運営を行う総務人事部 田中尚美部長、成田優香主任にAMP!の目的や参加した経緯や意気込みについてお話を伺いました。

Text:佐藤 唯 Photo:阿南 元春

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山川 幸子
機材管理部 静岡富士センター主任。2018年入社。藤沢センターに配属後、静岡富士センターの立ち上げに携わる。2018年5月より現職。
田中 尚美
総務人事部 部長。2021年入社。「総務」「人事」「情報システム部門」「内部監査」を部長として務める。
成田 優香
総務人事部 主任。2019年入社。総務・人事全般を行う。

前職は旅行会社。現在はセンターのフロント業務として”センターの顔”に

左から総務人事部 田中尚美部長、静岡富士センター 山川幸子主任、総務人事部 成田優香主任
インタビューにはリラックスして望んでいただきたいと伝えたが、緊張している様子。カメラを意識してしまうなぁ、顔をつくってしまう(笑)と、和やかな雰囲気でインタビューが始まりました。

入社してからの経歴・担当している業務について教えてください。

山川:2018年4月に入社し、初めの1か月は、藤沢センターで研修を受けました。そして、同年5月オープンの富士センターの立ち上げに携わりました。備品を買ったり、看板を設置したりと何もない状態でのスタートでした。当時は、センター長、ヤードの方と私の3人で主にマネジメントしていました。現在は、4名と派遣の方がセンターで働いています。 普段の業務は、受付や伝票入力などの事務関連を行っていますが、フロントのメイン業務は、「接客」かな、と思っています。各センターで、フロントがセンターの顔になっているんじゃないかと思っているので、“自分自身がセンターの顔なんだと” 気を付けて接客しています。

フロントにて接客を行うにあたり、苦労したことはありますか?

山川:前職は旅行会社に務めていたので、この業界とはお客さまの層が全然違います。なので、コミュニケーションの取り方を工夫しました。基本的な言葉遣いはもちろんするんですが、あまり丁寧になり過ぎない事を意識しています。お客さまの懐に入らないと、なかなか壁が崩れないんです。そこでは、苦労しました。

 

堅くしすぎてもいけないけど、最低限のマナーがないと気に入ってもらえない…そんな感じですね。

山川:富士センターはかなり山の奥にあるので…(笑)皆さん苦労して、場所を探して来てくれるんです。一応、入口に黄色いドラムを目印に置いているんですけど、大抵通り過ぎてしまいます。分かりにくいというお声もあるのですが、県道だから看板が出せないんです…。迷ったお客様から電話がある時は、丁寧に接客しています。

足場施工業者さんとコミュニケーションをとる上で、添乗員の経験が役に立っているということでしょうか。

山川:それはありますね。もともと接客がすごく好きです。人と話すことが好きなので、接客は向いていると思います。一般事務は、伝票の入力と電話応対のみのイメージですけど、この仕事は、事務作業に加えて、接客もあるので幅広いと思います。また、最近は仕入れ販売も始まりました。少し前までは、請求書業務は営業事務の方がやっていたんですけど、各センターでやることに変わり、業務の種類はかなりあるなと感じています。

田中部長の入社年、経歴、仕事内容を教えてください。

田中:2021年4月に入社し、1年ちょっと経過しました。総務人事部は管掌範囲がかなり広いんです。「総務」「人事」「情報システム部門」、そして「内部監査」と4つの軸があります。それプラス、今いろいろやろうとしている取り組みがあります。例えば「ASNOVA WAY」や「DX推進」もありますし、成田さんが色々やってくれている「内製化」ですね。これは、外部にお願いしていることを内部で出来るようにしようとしています。内製化するにあたってシステムを導入してということも行っています。ここ最近であれば、IPOもありましたし…。日々、みんなでパラレルに動いているという状況です。

全体的な業務をまとめるというイメージですか?

田中:そうですね、「ミッション」を工程で細分化して、メンバーに「タスク」を振ったりしています。今年4月から総務人事部は3人増えているので、属人化しないような体制作りにも気を付けています。

では、成田さんの経歴、仕事内容について教えてください。

成田:2019年1月に入社しました。入社した当初は総務の庶務全般を行うという感じでした。皆さんがそれぞれ大きい仕事をしていて、それに伴うサポート業務をしていました。会社の流れが変わり、どんどん大きい仕事をまかされるようになって、そこから電子契約の導入や勤怠クラウドの導入、社保の内製化などいろいろ勉強しながらやってきたという感じです。

いろいろ任される様になったとのことですが、達成感を感じた業務はありますか?

成田さん:電子契約の仕事は時代に合った仕事だと思うので、自分の中の軸というか、仕事になったなと思います。

 

それは、導入までに期間も要して、手間もかかったという所でしょうか?

成田さん:そうですね。そういうこともあり、達成感をかなり感じた仕事でもありましたね。庶務で終わらずに、社保も給与もやらせてもらっているので、そのあたりの仕事ができるのは自分の力になっていると思います。

 

社員の成長は会社の成長に繋がる!?社員も会社もwin-winになれる社内制度

AMP!の目的や背景について教えてください。

田中さん:パーパス策定のきっかけにも繋がりますが、VUCA(ブーカ)と言われている、この不確実で不透明な時代でも、会社は生き残っていかないといけないですよね。そういう時に、単一事業ではリスクが高いということで、ASNOVAでしか出来ない事業を残していくことと、今の事業を強くしていくという2本立てが大きな理由となって、事業を支える人材の育成を目指した「ASNOVA WAY」という新しい人事制度が生まれました。

 
AMP!は、その人事制度「ASNOVA WAY」の教育制度のコンテンツの一つになります。2021年から実施し、今年は2回目です。大きな目的は、「新しい事業の創出を担う人材の育成」です。ASNOVAの教育制度を利用して、成長していきたいと思っている人のための「入り口」として「AMP!」が位置づけられています。

ASNOVA Recurrent 経営幹部や起業家を目指す社員や業務のスペシャリストを目指す社員に対して、希望する外部教育機関の費用を会社が負担し、学び直しの機会を会社がサポートする制度。
ASNOVA Challenge System 新規事業の事業責任者として立候補できる制度。
ASNOVA CHALLENGER.01中村寛希さん「お客さまとは対等でありたい」という思いが生んだ新規事業への情熱

自分自身の目標があって、その目標を達成するための課題をRecurrentやAMP!で埋めていくと思いますが、そもそも目標がない方たちもAMP!の参加は可能ですか?

田中:自己成長意欲のある方、やってみたいと思う気持ちがある方はウェルカムです!

自治体のイベントに足場が使われる。小さいヒントが新規事業に繋がっていく気づき。

今回AMP!を参加した背景や経緯について教えてください。

山川:実はですね、静岡富士センターは入出庫数が他センターと比べて低いんです。トラックの台数が少ないということは、入力業務などのフロント業務も他センターと比べて少ないということなんです。

 
私は、フロント業務+αで何かしたいと常々思っております。忙しいセンターは、きっと日々の業務に追われていると思うので、そういうセンターを助けたいなと思いがあります。そこで、システムの改善提案をよく出しています。フロントさんの業務を少しでも軽くして効率よく出来るように業務をスピードアップさせたいという思いからなんです。

 
誰かが気付いた時に、声を上げてシステムを改善していかないと、やりづらいまま業務をすることになってしまいます。なので、空いている時間に「ここがこういう風になったら楽だよね」という意見を拾っていき、改善提案をあげています。

山川:他には、営業のフォローをしようと思っています。昨年までは営業事務員さんが見積書の作成や請求書を出したりしていたのですが、そのポジションは現在はなくなり、請求書業務がセンターでの仕事になったんです。なので、少しでも役に立ちたいと思い、FAX業務などできることからやっています。自分のセンター業務を優先しながら、空いた時間に営業さんのフォローもするように心掛けています。

 
最近では、仕入れ販売も始まりまして、発注が入ったその日にやらなくてはいけない業務があるので、他センターのフロントさんが休みの時は、自分がフォローできるようにしています。

 
自分の中でなんとなく、このように誰かの役に立てるようにと頑張ってきたんですけど、それ以外でも役に立てないかなと思ったときに、東京営業所の藤原所長から「山川さん向いてるんじゃない」と話を頂きました。

AMP!制度はご存じでしたか?

山川:知ってました!実は、Youtubeの説明動画を見てかなり面白そうだなと思っていたんです。藤原所長から具体的な話を伺ってより関心を持ちましたし、クリエイターさんの話はすごく興味深かったです。今まではフロント業務の改善を考えていたのですが、今度は目線を変えて、例えば、お客さんと接客している中で気付けることって貴重だと思ったんです。

 

お客さんが求めている新しいニーズや、現場の声を一番近くで聞けるのは、フロントさんかなと思いました。

 

お客さまと会話して何か印象的だったエピソードとかありますか?

山川:この間、お客さまで「PTA会長になったんだ」というお客様がいらっしゃって、「校長先生から足場を貸してほしいって言われたんだよね。」足場を何に使うか聞いたところ、「(三島の小学校)防災訓練で津波の高さまで足場を組んでくれって言われたんだよね。そこで子供たちの前で足場を組んで見せたんだよ。」というエピソードをお客さまから聞いて面白いと思いました。自治体にも協力が出来るんだと、小さい小さいヒントで新規事業に繋がっていくんだなって思いました。

田中:そこですよね、会社を強くする中で、情報や新しいアイディアのタネは現場の皆さんが持っていると思っていて、お客さんから聞いたちょっとした話、愚痴だったりとか、「もっとこういう商品があったらいいのに」とか。それを外部のクリエイターさんと話すことで、何かのヒントを得ることが出来るんですよね。ケミストリーというか、掛け算ができるんですよね!

 
嬉しいことに、AMP!の1年目の先輩(藤原所長)が声をかけてくれたことがきっかけで応募したくれた方が複数いました。AMP!コミュニティが出来始めたということですよね。この輪が繋がっていくことを期待しています。

このような背景があり参加しようと思われたんですね!

山川:そうですね。お客さんとの些細なやり取りも目線を変えるだけで、話を広げることができるし、AMP!それ自体に面白味を感じたからです。4年も同じ業務をしていると価値観とか凝り固まっているんです。ずっと同じ環境にいると、新しい気付きというのがなかなか生まれてこなくて、仕事もマンネリ化していくんです。そういう中で、目線を変えてみることで違う発見があるんじゃないかと思い参加しました。

AMP!の運営側から見て、このAMP!で、なにを感じて欲しいか教えてください!

田中:なんでもいいんですよ。自分にはない考えがあるんだね。って思ってもらうことからスタートでもいい。最終的に自分の成長に繋がる気づきを得られればいいと思っています。

 
気づきにも沢山あって、ASNOVAで何かの役に立つんじゃないかっていう気づきもあれば、自分の業務の中でヒントを得る気づきもあれば、そうじゃなくて、社会に貢献できるような気づきがあるかもしれないから、やってみないと分からないんです。

AMP!への参加をきっかけとして「こうなりたい」という思いはありますか?

山川:前は、フロントの業務は伝票を処理することが主な業務だったんですけど、今後はWEB受発注、ASNOVA STATIONが始まり、覚えていくことが沢山出来るんですね。そこで、新しいことが始まることをポジティブに考える人がどれくらいいるかというと、本社と機材でギャップがあるのではないかと懸念はしています。

 

 
私は、新しいことに挑戦するタイプなので、WEB受発注も開発担当者の方とプレ受発注を調整していて良いものを作りたいと思ってやってるんですけど、実際に開始となったときにフロントさんたちがどういう反応するかなんですよね。今までやってきた業務に加えて新しいことも業務として始めていく、けど時間は限られているので、そこのギャップを埋めていけるような立場になりたいなと思っています。

 

 
物事をポジティブに捉えられるように。皆の視野も広げられるように、お客さんも便利になって、使うことによって業務効率もUPするよっていうような感じで上手くフロントさんたちに伝えられるような役割が出来たらいいなと思っています。負担にならないやり方も考えていきたいです。

 

最後にAMP!参加することの意気込みをお願いします!

成田:運営側としての参加とはなりますが、私自身もAMP!初参加ということで、参加者皆さんの進行サポートをしっかりしつつ、何らかの「気づき」や「新たな発見」を今後の業務に繋げたいと思っています。

 

田中:繰り返しになりますが、参加者の皆さんにはたくさんの「気づき」を持って帰ってほしいと思っています。そこから目標が見えてきたら、Recurrentなどに向かって進んでほしいと思います。総務人事はAMP!をずっといいもので提供していかないといけないと思っていまして、次につなげていくために務めてまいります。

 

山川:今回のAMP!参加者5名が周りに与える影響というのを考えていて、まずは自分の周りから変えていけたら良いなと思っています。フィールドワークでは出来るだけたくさんの「気づき」を持ってかえっていけたらいいなと思っています。

ASNOVAは社員が100名を超え、女性社員が増えております。そんなASNOVAでは女性や若手の活躍できる「場」が沢山ございます!ASNOVAは社内制度を活用して、今後も女性の活躍を応援していきます。

 

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