「まずやってみる」の精神で、それぞれが失敗を恐れず行動
Q.初めての社員総会でしたが、どのような流れで進めていったのでしょうか?
竹内:もともと、人事コンテンツとして社員に向けてビジネスマナー講習をやろうという予定がありました。外部講師を呼んでの研修を検討しましたが、営業所・エリアごとに社員を集めると予算もかさんでしまいます。そこで、自社が制定したパーパスの浸透や、中期経営計画なども併せて、ビジネスマナー研修も弊社の人事担当者が行うことで「社員総会」として実施できないかと考えました。
山本:この話は2022年ごろから持ち上がっていました。当初は「社員総会実行委員」のように有志を募って行う予定でしたが、役員や各部署との連携の取りやすさを考慮して総務部が請け負うことにしました。
口田:今回、総務部で司会・運営という役目をいただきましたが、ASNOVAのバリューズにもあるように「まずやってみる」という精神でいたので、うまくいかなかったらどうしようとか、失敗したら責められるという不安はありませんでした。
ASNOVAには「やってみてダメだったら次に活かせばいい」という社風が根付いているため、あまり緊張せずに運営することができました。
山本:とは言っても、事前準備はなかなか大変でしたよね。
竹内:そうですね。当社では社員総会の前週に株主総会があったのですが、私たちとしては、社内向けのイベントである社員総会より、社外向けのイベントである株主総会のほうにどうしても意識を置いてしまっていまして。
しかも、上場後で初めての一般株主様をお招きしての株主総会だったんですよ。2大イベントの会議を並行していたものですから、直近の1ヶ月は気持ちの余裕はあまりなかったように思います。
けれど先ほどの話にもあったように、失敗しても失敗を許容する文化のある社風ですので、株主総会も社員総会も思う存分やれたように思います。
Q.そんな背景があったのですね。当日の演出や進行でこだわった点はどのようなところですか?
山本:社員の交流も開催目的の一つでしたので、座席をくじ引きでランダムにして、知っている人どうしで固まらないようにしました。社員からは「普段話す機会がない人と話せてよかった!」「電話でしか知らない人と偶然同じテーブルになれて、顔を見ながら話せてうれしかった!」という声をいただいています。
田中:また、名古屋に初めて来る人も多かったため、駅から会場(グローバルゲート)までのルートを矢印で示して、事前にPDFで送っておきました。当日「道に迷った」という電話の対応をしているだけでも、時間や気持ちの余裕がなくなってしまいますからね。
竹内:これまで各拠点を巻き込んだ大きな交流といえば、2019年5月に行われた新型コロナウイルス感染拡大前の社員旅行が最後でした。それも2班に分かれての社員旅行でしたので、全社員が一度に顔を合わせるということはなかったんです。
今回、改めて社員旅行を企画する案もあったのですが、家族への負担や費用面での問題などもあったため、今回の社員総会を社員旅行のような感覚で楽しんでいただきたいという思いがありました。皆さんにとって有意義なものとなっていれば幸いです。
第2回を開催することになったら、今回の反省やよかった点も踏まえて、より充実したものにしていけるよう頑張ります!
個性豊かな各部署を背後からサポート。社内の調和をつくる、頼れる存在
Q.それでは、総務部の皆さんの普段のお仕事についてお聞かせいただけますか?
口田:システム関係や情報インフラ関係の整備や管理、備品管理や社有車の管理、IT関係のセットアップに郵便処理、電話応対など、多岐にわたります。
山本:総務は、社内の調整役です。いろいろな部署の方との連携があったり、業務も多岐にわたるので、連絡の二度手間を防ぐために一度で完結にまとめて伝えたり、言った・言わないというミスを防ぐためにあえてチャットで残したりすることを心がけています。
口田:あとは、いい意味で結論にあまり感情を入れずに話すことも心がけています。例えば、「これ、どうにかならないかな」という話を聞くと、どうしても肩入れしたくなるというか、無理を聞いてあげたくなってしまうんです。
しかしそれをしてしまうと、対応に差ができてしまいかねないので、最終的には「これは規程のここに記載されているので、できません」と機械的に結論を出すように心がけています。
自分たちの都合や気分で判断をしてしまうと、最終的にみなさんに迷惑がかかってしまいます。もちろん伝えるときはできるだけ柔らかな口調で、納得してもらえるように伝えることを心がけています。
竹内:ASNOVAは、各部署がそれぞれ個性を持っていて、「こうありたい」という姿を持っている集団のように思います。
私たち総務部は、それぞれの場所が輝けるように背後からサポートする役割かなと思っています。
Q.総務部の皆さんから見て、ASNOVAとはどのような会社でしょうか?
竹内:失敗を許してくれる、寛容な会社ですね。やってみてダメならやり方を変えてまた挑戦できるような社風です。ですから今回の社員総会も思い切ってやり遂げることができました。
山本:前向きな会社かなと思います。社長に決断力があるのと、会社も11年目と若いので、勢いがある会社です。
田中:新しいことをいろいろと始めている会社だなという印象です。「ASNOVA STATION」や「ASNOVA市場」など、ここ数年でも新たな取り組みが次々と誕生しています。それだけ、社員が挑戦しやすい環境なのだなと思います。
口田:自分たちの会社がどうなったらよくなるかを、社員それぞれが考えている会社です。だからアイデアも生まれやすいのかなと思います。
新しくASNOVAの仲間になってくれる人にも、そのような思いを持ってもらえたらうれしいですね。