RECRUIT

Text:光田 さやか
Photo:小林 翔

  • facebook
  • twitter

PROIFILE

小川 剛矢
機材管理部 千葉四街道センター所属。
石井 宏樹
機材管理部 愛知弥富センター所属。
川合 拓実
営業部 大阪営業所所属。
笠原 翔
営業部 名古屋営業所所属。
阿南 元春
経営企画室所属。
笠川 真代
経営企画室所属。
佐藤 唯
経営企画室所属。
RECRUIT

東海の“明日の場”を本気で考えるワークショップ 「AMP!2023」ファシリテーターに密着!

2023年7月19日に開かれた「AMP!2023」。
ASNOVAの人事制度「ASNOVA WAY」の1つであるこのイベントは、自ら学ぶ意欲を促進することと目標に向かって成長することを目的に、株式会社ロフトワークとFabCafe Nagoya協力のもと、今年で3回目の開催を迎えました。

今回は今までの取り組みとは異なり、「ファシリテート力」を鍛えるためのプログラムを実施。
なぜ、今「ファシリテート力」が必要なのでしょうか?
参加者はこのプログラムを通して何を学ぶことができたのでしょうか?

イベント運営に携わったメンバーとファシリテーターとして参加したメンバーに、それぞれ話を伺いました。

Text:光田 さやか
Photo:小林 翔

  • facebook
  • twitter

PROIFILE

小川 剛矢
機材管理部 千葉四街道センター所属。
石井 宏樹
機材管理部 愛知弥富センター所属。
川合 拓実
営業部 大阪営業所所属。
笠原 翔
営業部 名古屋営業所所属。
阿南 元春
経営企画室所属。
笠川 真代
経営企画室所属。
佐藤 唯
経営企画室所属。

 

普段とはかけ離れた状況でチームビルディングやリーダーシップを身につける

午後2:00。イベント会場であるFabCafe Nagoyaには大勢の人が集まってきていました。

「AMP!2023」は「東海の“明日の場”を本気で考えるワークショップ」として、ASNOVAが実施している人事プログラム。議題に取り上げるテーマを事業者から募集し、その課題議題について、テーマを提供してくれたテーマオーナーを含めて、一般の参加者が議論しながら深掘りしていく、というものです。リアルの場でさまざまな着眼点から意見を出し合うことで、新たな視点の発見やバイアスを取り除くことができたり、最適なコラボレーションパートナーが見つかったり、これまでにないアイデアの発想を得られたりと、自分自身でも新しい視点や思わぬ切り口を発見する機会となるイベントです。

 

今回ファシリテーターに選ばれたのは、千葉四街道センターの小川剛矢さん、名古屋営業所の笠原翔さん、大阪営業所の川合拓実さん、機材管理部の石井宏樹さん、経営企画室の阿南元春さん、佐藤唯さん、笠川真代さんの7名。4グループに分かれて、話し合いの場をファシリテーションしていきます。

ファシリテートのコーチングとしてラーニングビレッジ代表の澤正輝さんを迎え、6月から複数回の打ち合わせを重ね、本番に向けて取り組んできました。

上段左から川合、石井、小川、笠原、阿南 下段左から佐藤、笠川 実はこの7人は、人事部や上長からの推薦で選ばれたメンバー。 彼らにこめる期待を人事部部長の藤原亮さんに聞きました。
 実はこの7人は人事部や上長からの推薦で選ばれたメンバー。
彼らにこめる期待を人事部部長の藤原亮さんに聞きました。

Q.ファシリテーターのメンバーに期待することやイベントを通して学んでほしいことはなんですか?

藤原:初対面の参加者同士をどうサポートしていくかを、楽しみに観察したいと思います。彼らはそれぞれ準備をしてきていますし、それをどう活かせるか、また思い通りにいかない場面でどう振る舞うか。それぞれの場面を乗り越えながらチームビルディングやリーダーシップを身につけていってほしいと思います。普段とはかけ離れた状況なので、普段の業務では得られないことをたくさん持ち帰ってほしいです。

Q.参加者の皆様は今日の準備でどのような点にこだわりましたか?

阿南:同じチームの石井さんにとってやりやすいように、そしてテーマオーナーの方には少しでも有意義な時間となるような雰囲気づくりを準備してきました。
 
笠原:前回のAMP!2022は社内の人だけで行いましたが、今回は社外の方を含めてのイベントなので緊張しました。事前にテーマオーナーの方と打ち合わせを通してよりよいテーマ設定ができるようにこだわりました。
 
石井:まずファシリテーターの結束を強める必要があると思い、個々の課題としてではなくメンバー全体で取り組めるよう呼びかけました。私自身、コミュニケーションやプレゼンテーションは不得手とする領域なので今回のワークでそれらを改善・向上できるように頑張りたいです。
 自己紹介を終えた各グループ、それぞれがテーマに取り組み始めます。
ファシリテーターのメンバーは準備してきた内容を発揮しながら話をまとめたり広げたりしていきます。
アウトプットしたアイデアは付箋に書いてホワイトボードに張り出して共有します。
 
よく観察するとグループにも個性が表れていることに気づきます。
じっくり話し合ってから付箋に記入していくグループや、思いついたままにたくさん書き出していくグループ。会話を盛り上げながら進めたり満遍なく意見を聞いたりと、それぞれが工夫している様子が見られました。

Q.実際にテーマを進めている時はどのような思いでいましたか?うまくいったところや大変だったところを教えてください。

小川:ワークショップ中に意識したことは自分が相手にとって受け入れてもらいやすいように、安心感のある振る舞いを心がけたことです。うまくいった点はペアの笠川さんと笑顔でやれたところですね!テーマオーナーが積極的にホワイトボードに向かってきてくれてとても嬉しかったです。
持っていきたい結論の方向性とテーマオーナーが望む回答との方向性が少し違ってしまったように思ったので、それはもう少しうまくやれたように思いました。
川合:ワークショップの間はとにかく参加者が楽しんでくれているかを意識しました。それは自分としてはうまくいったと思います。大変だったと感じたのはリハーサル通りに進行できなかったとき。臨機応変な対応が求められたのでそこはもっと頑張れたかなと思いました。
 
佐藤:テーマオーナーと参加者4名の様子を常に確認しながら進めていくのは大変でした。周りの状況も把握しつつ、新しい考えを出せるためのヒントも言わなくてはならない。全体的に取りまとめる力が必要だと感じました。
 
笠川:意識したのはただの進行役ではなく、参加者の意見を引き出せるようなファシリテーターでいることでした。本番までに各チームのファシリテーターたちとプレワークショップを行ったのですが、そこでロールプレイングできたのは大きかったですね。実際の進行では和気あいあいとした雰囲気で進めることができました。
阿南:タイムキープや進行の仕方、伝え方、手間取った時の軌道修正など、イメージ通りにはいかなかったですね。協力して進めていくことも今後の課題に感じました。事前の準備不足が出てしまったと思います。
 
笠原:アイデアが次々出てきてグループで深く議論することができたのはよかったです。ただ、それらをつなげる力が不足していたのでアウトプットの質を高めたいと思いました。
石井:自分の中で『各参加者が自由闊達な意見を出せる場づくり』と『一人では出せないアイデアの創出』をテーマにしていました。そのために、参加者に能動的にワークに参加してもらうためにホワイトボードへの貼り付けを自ら行っていただいたり、参加者同士のコミュニケーションを促したりといった工夫をしました。
反省点としては、練習と本番で時間の感覚が異なったことです。想定していることと実際に起こることは違うので臨機応変な行動を心がけました。
 
イベントは大盛り上がりのうちに終了!
テーマオーナーからは「自分たちでは意見を出し尽くしたと思っていたけれど、皆さんから新しいアイデアを聞くことができてとても有意義なひとときでした」との声が。
参加者も「普段交流のない他業種の人と話せて楽しかったです」「テーマに対して①定説 ②逆説 ③アイデア創出、という流れで取り組むことがユニークだったので、楽しく進めることができました!」とそれぞれ思いを話してくれました。

Q.ファシリテーターを通じて学びになった点や仕事に活かしたい点を教えてください。

阿南:物事を俯瞰的に見ることが大事だと再認識しました。また、相手の思いや言葉を汲み取り、正論であっても否定や論破をすることなくまとめる力を学びました。
業務では世の中や投資家が求めていることを把握する力に活かしたいです!
 
小川:普段見えていない部分に目を向けることで問いかけも変わってくるのだなと気づきました。一緒に働いているセンターの仲間にも当てはまることなので、より中身の濃いチーム作りをするための手法になるのではないかと思いました。
 
笠原:日頃行わないことばかりでとても刺激になりました。考え方や視野を広く持つことで個人の力を磨き、営業所全員で成長していきたいと思います。
川合:人を牽引していくために必要なスキルを身につけることができたと思います。仕事ではお客様と接するのでヒアリングで情報を聞き出すときや社内のミーティングを円滑にできるよう活かしていきたいです。
石井:個人だけでは得られないアイデアを仲間とともに形成できることや柔軟なアプローチで思考が広がること、ファシリテーション次第で共創意識も強まることを学びました。他者とのやりとりの中や新規事業を創出するときなどに活用できたらと思います。
 
佐藤:事前準備をしっかりするということの大切さを学びました。私は最近、サービスを創出するにあたって一人で考え込むことが多かったのですがいろいろな人の意見をもらいながら進めていくことも大事だと感じました。ファシリテーター次第でワークショップの出来が変わることを学びました。
笠川:ファシリテーターの立ち位置や進行の仕方は設定するテーマによって変えていく必要があると思いました。今後、社内会議などで自分がファシリテーターを務める時は今回の経験を思い出して活用したいと思います。

INDEX