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Text:光田 さやか
Photo:小林 翔

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柴田 淳
株式会社ASNOVA 機材管理部 西日本エリア エリア長。西日本エリアのエリア長として、エリア全体の機材センター管理業務において責任者としての役割を担う。
辻 壮昂
株式会社ASNOVA 機材管理部 大阪羽曳野センター センター長。大阪羽曳野センターのセンター長として足場機材の管理等、センター業務全般に携わる。
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徹底した機材管理と人材育成。大阪羽曳野センターが示すASNOVAの強み

ASNOVAでは全国に機材センターを有し、安心・安全に借りられる機材の管理を通じて顧客の信頼を築いています。
特に大阪羽曳野センターは、西日本エリアを代表する機材センターの1つとして、厳密な検収基準による正確さでその役割を担っています。
今回は、西日本エリアを統括する機材管理部 西日本エリア長 柴田 淳さんと、機材管理部 大阪羽曳野センター長 辻 壮昂さんに焦点を当て、ASNOVAの検収基準や品質について伺うとともに、未来を担う人材育成という観点でもお話をお聞きしました。

Text:光田 さやか
Photo:小林 翔

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柴田 淳
株式会社ASNOVA 機材管理部 西日本エリア エリア長。西日本エリアのエリア長として、エリア全体の機材センター管理業務において責任者としての役割を担う。
辻 壮昂
株式会社ASNOVA 機材管理部 大阪羽曳野センター センター長。大阪羽曳野センターのセンター長として足場機材の管理等、センター業務全般に携わる。

西日本エリアの中核・大阪羽曳野センターの機材管理力

Q.ASNOVA全体における機材管理部の役割と、西日本エリアの機材センターの特徴について教えてください。

柴田:機材管理部の主な役割は、日々の入出庫管理や機材管理を通じてお客様との直接的な接点となることです。西日本エリアには、京都京田辺、大阪羽曳野、大阪和泉、兵庫三木、岡山倉敷、佐賀鳥栖の6つのセンターがありますが、西日本エリアは全体的に作業が丁寧であることが大きな特徴です。機材管理状況の数値を見ても誤差の範囲が非常に少なく、機材を丁寧に扱っていることがわかります。


機材管理部 西日本エリア長 柴田 淳さん

 

Q. 大阪羽曳野センターが持つ特色と、お客様からのフィードバックについて教えてください。

辻:西日本エリアの6つの機材センターの中でも、大阪羽曳野センターが果たす役割は大きいです。特徴として、検収のスピードや精度を中心とした機材管理能力が非常に高いことが挙げられます。また、機材センターの立地も良く、大阪府だけでなく奈良県からのアクセスも良いので、多くのお客様に支持されているのではないでしょうか。


機材管理部 大阪羽曳野センター長 辻 壮昂さん


辻:そして、機材管理において私たちがこだわっているのは、在庫の正確性です。お客様からの発注に対して迅速に出庫準備を行い、返却時は貸し出した機材の種類・数量・状態について責任を持って管理しています。足場レンタルサービスにおいて、高い精度で在庫管理を行うためには、経験やノウハウ、チーム力が重要になってきます。人為的ミスが発生すると、ASNOVA全体の信用を失ってしまいますので、全ての従業員が責任を持って丁寧な検収作業に努めています。

さらに、その中でも大切にしているのが、サービス業であるという意識を持つこと。私たちが相手にしているのは機材ではなく、その向こう側にいるお客様であるという意識を持って、日頃の業務に取り組んでいます。


柴田:お客様からも、在庫管理が非常に正確だというお声をいただいています。うれしいことではありますが、人の手が介在する以上、どうしてもミスをゼロにすることはできません。検収時にしっかりチェックを行っていますが、ASNOVA側に落ち度があった場合には、調査の結果をきちんとお伝えするようにしています。

そうした誠意ある姿勢を続けることで、長期的な信頼関係が築かれていくのだと思っています。また、辻センター長の誠実で実直な人柄も、お客様や従業員同士の信頼関係に大きく影響していると思います。


 

ASNOVAの将来を支える「人材育成」

Q.ASNOVAが抱える人材育成の課題と、それに対する取り組みについて教えてください。

柴田:機材センターでの業務は屋外での作業が多いため、第一に体の負担を軽減することが大きな課題です。そこで一昨年から、働きがいのある職場環境を従業員自ら提案し創りだす制度「いごこちプロジェクト」を通じて、機材センターで勤務する従業員がやりがいを持って働けるようなマネジメント教育を推進しています。


各機材センターの管理状況が把握できる「センターチェック」をはじめ、空調服の導入、レイアウトの最適化など、小さな改善を積み重ねながら、体への負担を減らす工夫を自ら創りだしています。現場の声を吸い上げたり、センター長が気づいた点を反映させたりしながら、日々改善しています。



柴田:また、センター長の育成についても、具体的な取り組みを実施しています。ASNOVAでは機材センターが次々にオープンしている一方で、センター長の育成も課題の1つです。先ほどの「いごこちプロジェクト」はもちろん、埼玉蓮田センターでの出張研修を通じて教育体系を一本化し、センター長としての「質」を統一化するなど、機材センターで勤務する私たちが前向きに挑戦できるような環境を整えています。

Q. 大阪羽曳野センターは検収作業が丁寧だということですが、詳しく教えてください。また、どのようにして顧客満足度を向上させていますか?

辻:検収作業の正確さは、お客様の信頼に直結し、それが最終的にはASNOVAに対する満足度にもつながるはずです。例として、返却された機材は当社独自のマニュアルに則ってしっかりと選別し、不良品が見つかった場合は、該当機材を撮影して請求書と一緒にお客様に送るようにしています。送付する写真は全て必ず私が目を通しているので、透明性を保ちつつ信頼を築いている点も、顧客満足につながっているのだと思います。


そのため、従業員の人材育成という観点でも、実践的な教育を重視しています。少しでも早く様々な仕事を経験してもらうことで知識を身につけてもらい、実際に経験することの重要性を伝えています。初めての仕事でも丁寧にサポートしながら、失敗を恐れずに挑戦してもらうように声をかけています。


 

Q.ASNOVAが目指す人材像と、それを育成するための環境について教えてください。

柴田:ASNOVAは上場以来、次々と新事業を展開している成長スピードの速い会社です。その成長の流れに合わせて、何事にも前向きに取り組む人材を育成していきたいですね。
エリア長という立場で言うと、エリアごとの情報を各センター長とも共有し、センター長からチーム全体に伝えていけるようなオープンな関係性を築くことが重要だと考えています。そうすることで会社の方向性や現場の情報を常に共有することができ、個々が自身の役割を理解できるのではないでしょうか。その結果、個人の成長が会社の成長に直結できたらいいと思っています。


辻:現場にも、前向きな従業員が増えていることから、新しい仕事にも積極的に挑戦する姿勢が求められます。するとセンターが活気づき、よりよい結果につながると思います。センター長として、決してネガティブにならず、機材センターの従業員が常にチャレンジできる環境を整えていくことが大切だと考えています。


 

Q. 大阪羽曳野センターは会社にとってどのような役割になるのでしょうか?

柴田:西日本エリアのメインセンターとして、会社に貢献できるような役割を果たしたいと考えています。辻センター長の実直な姿勢が、大阪羽曳野センターの強みです。エリア長として、一人でも多くの前向きにチャレンジできるセンター長候補を育て、センター全体をリードできる人材を輩出することを目指していきたいと思います。


辻:柴田エリア長からの期待に応えられるよう頑張りたいです。大阪羽曳野センターが全社を牽引できるような存在にしていきたいです。ただ制度や実作業の改善だけでなく、仕事に対する姿勢や人間性も含めて、総合的に「大阪羽曳野センターが全機材センターのモデルケースだ」と言われるように努めていきたいと思います。


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