BUSINESS

Text:光田 さやか
Photo:小林 翔

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PROIFILE

平田 和磨
株式会社ASNOVA 佐賀鳥栖センター センター長(取材当時)。佐賀鳥栖センターの責任者として従事し、2024年10月より熊本センターのセンター長に就任。
古澤 稔章
株式会社ASNOVA 佐賀鳥栖センターにて勤務。2024年10月より佐賀鳥栖センターのセンター長代理に就任。
大石 竜蔵
株式会社ASNOVA 佐賀鳥栖センターにて勤務。佐賀鳥栖センターの機材管理業務を担っている。
松尾 愛
株式会社ASNOVA 佐賀鳥栖センターにて勤務。佐賀鳥栖センターのフロント業務を担っている。
寉田 広希
株式会社ASNOVA 佐賀鳥栖センターにて勤務。佐賀鳥栖センターの機材管理業務を担っている。
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チームワークで安全と効率を図る。 佐賀鳥栖センターで知る機材センター運営の秘訣

佐賀県鳥栖市に位置する「佐賀鳥栖センター」は、平田和磨センター長(2024年10月より熊本センターのセンター長に就任)のリーダーシップのもと、高い安全基準と効率的な運用が評価されています。安全で効率的な機材センター運営は、ASNOVAの信頼性にも関わる重要な要素。
今回は、機材センター運営のこだわりと、チームワークを最大化するための運営方針について平田センター長に深堀りするとともに、同センターを支える4人のメンバー(古澤稔章さん、大石竜蔵さん、松尾愛さん、寉田広希さん)にも焦点を当ててご紹介します。

Text:光田 さやか
Photo:小林 翔

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平田 和磨
株式会社ASNOVA 佐賀鳥栖センター センター長(取材当時)。佐賀鳥栖センターの責任者として従事し、2024年10月より熊本センターのセンター長に就任。
古澤 稔章
株式会社ASNOVA 佐賀鳥栖センターにて勤務。2024年10月より佐賀鳥栖センターのセンター長代理に就任。
大石 竜蔵
株式会社ASNOVA 佐賀鳥栖センターにて勤務。佐賀鳥栖センターの機材管理業務を担っている。
松尾 愛
株式会社ASNOVA 佐賀鳥栖センターにて勤務。佐賀鳥栖センターのフロント業務を担っている。
寉田 広希
株式会社ASNOVA 佐賀鳥栖センターにて勤務。佐賀鳥栖センターの機材管理業務を担っている。

検収、レイアウト、リフト作業。一つひとつの行動を丁寧に

Q.佐賀鳥栖センターの概要についてお聞かせください。

平田:当センターは、福岡県や熊本県、長崎県からもアクセスが良く、多くの方に利便性を感じていただいている機材センターだと思います。ヤードには入口と出口があり、搬入・搬出のトラックがUターンすることなく通行できることが特徴です。私自身、関東や中部、関西といろいろな機材センターを見てきましたが、このような特徴を持つ機材センターは初めてですね。


機材管理部 佐賀鳥栖センター長 平田 和磨さん
※2024年10月より熊本センター長に就任

 

Q.平田さんがセンター運営をするうえで心がけていることはなんですか?

平田:大きく分けると「安全性」と「効率性」という観点になるかと思います。安全面では、私は結構厳しく、しっかり指導しています。というのも、私自身が入社してすぐのころ、機材センターで検収業務をしていて指を骨折してしまったことがあるんです。早く仕事を覚えたいという焦りがあったのですが、当時のセンター長にも心配をかけてしまったと、とても反省しました。そんな私だからこそ、機材センターのメンバーには安全に配慮して仕事をしてほしいと思っています。


たとえば、毎朝の日課として、朝礼でその日の作業の危険予知をします。「こういう作業を行う場合はこういう危険が考えられる」「この作業をするときはこういうことに気をつけよう」ということをみんなで話し合うようにしています。同じ話を繰り返すことになりますが、日々の行動での危険予知を習慣づけるのが目的です。また、ASNOVAでは毎月1回、各センターで動画講習を実施しています。当センターでも、事例を見ながらメンバー同士で意見を出し合うようにしています。



平田:こうしたことを行っていても、作業中に危険に繋がる場面が見られる場合があります。そのときは必ず作業の手を止め、メンバーそれぞれに行動について考えさせるようにしています。あくまでも私から一方的に言うだけではなく、それぞれが主体性を持って考え、自分で納得して行動できるようにすることが大切だと思っています。


効率面でいえば、とにかく検収業務をマニュアルどおりに実施するということです。言い換えれば、検収業務は個々の能力や考え方に関係なく、全員が同じ基準でできる仕事であるということです。お客様は私たちが検収した足場に、命を預けてくださっているので、一つひとつの機材を丁寧に検収するようにしています。そういう点では、検収作業そのものを効率よく行うことは難しいかもしれませんが、その分、日頃から機材センターが整理された状態であることや、無駄な動きをすることのないように事前に段取りを組んでおくことなどが求められます。


また、リフト操作においても安全や効率を重視しています。ただ足場を積めばいいのではなく、トラックに積み込みやすいように配置や順番を工夫して並べるなど、細かな気配りのもと動くようにしています。こうしたこだわりが、焦りやミスを生じさせることのない、安全で効率的な機材センター運営に関わってくるのではないでしょうか。


 

良好なチームワークで働きやすい機材センターをつくる

Q.機材センターのチームづくりにおいて、平田さんが大切にしていることはなんですか?

平田:先ほどの重複にもなりますが、やはり個々が「自分で考えて行動すること」です。メンバーにはやりがいを持って楽しく仕事をしてもらいたいので、「どうしたらもっとよくなるか」という視点で物事を見るようにと、よく話しています。また、メンバーに話すことで自分の行動を振り返るきっかけにもなっていますね。私自身がどんなときでも穏やかにいることが、メンバーにとっての自主性を育むことにも繋がると思います。



平田:実は、佐賀鳥栖センターは2022年8月のオープン以来、棚卸での在庫差異がゼロなんですよ。日頃のメンバーの頑張りや、行動の積み重ねでこのような結果が出ていると思うので、とても誇らしいです。メンバーもそれを実感していて、時間ができると自主的に「棚卸しますね!」と言ってくれるほどです。このまま「在庫差異ゼロ」を継続することも大切ですが、数字だけを追っていくのではなく、その過程で人間として成長していってもらえたらと思っています。


 

Q.佐賀鳥栖センターの皆様にもお聞きします。普段の業務内容や、心がけていること、平田センター長の人柄について思うところなどをお聞かせください。

松尾:私はフロント業務(訪問されたお客様への接客対応や入出庫管理業務)を行っています。「受付はセンターの顔である」という認識を持ち、気持ち良い接客を心がけています。事務作業では、システムへの入力漏れやミスがないようにチェックを徹底し、リフト作業者の業務が円滑に進むようにこまめに報・連・相をするようにしています。


右:佐賀鳥栖センター 松尾 愛 さん
左:佐賀鳥栖センター 寉田 広希さん

 

 

大石:リフトの運転を中心に、入出庫対応業務を行っています。慌てずに安全運転を心がけ、運転の前には一呼吸おいて気持ちを整えてから乗車するようにしています。

 

古澤:同じく在庫管理や入出庫対応業務をしています。まだ入社半年で、ようやく業務に慣れてきたところです。ミスや事故のないように意識することはもちろん、検収業務を丁寧に行うことを心がけています。


右:佐賀鳥栖センター 古澤 稔章さん
左:佐賀鳥栖センター 大石 竜蔵さん

 

 

寉田:私も古澤さんと同じで、入出庫対応業務をしていて入社半年経ったところです。リフトを丁寧に操作することと、次の人が使いやすいように考えて行動することを大切にしています。

 

松尾:平田センター長はとても気さくな方で、よく話しかけてくれるので毎日楽しいです。センターのメンバーは平田センター長を含めみんな仲がいいんですよね。

 

大石:ミスをしても怒ることなく、穏やかにアドバイスしてくれるので、私も自分の考えを言いやすいと感じています。また、センター長自身も、日々の経験からいろいろなことを吸収されていて、とても尊敬できる存在です。


 

古澤:平田センター長は知識量が豊富ですよね!わからないことを聞くと「こういう対策をするといいよ」と教えてくれるので、いつも勉強になっています。

 

寉田:私はわりと普段から「なんでも完璧にやらなくてはいけない」と思い込んでしまう性格で、自分を追い込んでしまうところがありました。しかし、平田センター長の下で働くことで、「失敗してもいいからまずは挑戦することが大事なんだ」と寛容に考えることができるようになりました。

 

松尾:風通しがよく、なんでも話せる関係性が、佐賀鳥栖センターのチームワークを形成していると思います。これからもコミュニケーションをとりながらセンターを運営していきたいです。


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