コミュニケーションを取りながら顧客ニーズを捉え、徐々に機材を充実
Q:平田さんは、以前は佐賀鳥栖センターでセンター長をしていらっしゃいました。熊本センターを立ち上げることになった経緯を教えてください。
平田:九州初出店となった佐賀鳥栖センターが好調で、九州エリアでの需要が高まっていました。特に熊本県内や九州南部のお客様が増えてきたため、新たに熊本センターを立ち上げることになりました。熊本県は海外の半導体メーカーも進出している地域で、さらなる市場拡大が見込まれます。これまでの機材センターを立ち上げた経験を見込まれて、今回熊本センター長に就任することになりました。
熊本センターは、九州縦貫自動車「松橋IC」や「城南スマートIC」から約5〜6分と、好アクセスな場所に位置しており、利便性も抜群です。また、高さ3mほどの建屋を有しているため、フォークリフトを収納したり、雨の日でも作業がしやすかったりといった特徴もあります。

機材管理部 熊本センター長 平田和磨 さん
Q:新規出店したばかりのセンターということもあり、他センターに比べてまだ機材が充実していないように見えます。今後はどのように機材を保有していくのでしょうか?
平田:よく使われる機材はある程度確保しているのですが、今手元にない機材のご要望や、熊本センターの機材だけでは数量が足りないときなどは、佐賀鳥栖センターをご案内することもあります。このあたりはお客様にご不便をおかけしている点ではありますが、営業担当者と連携を取りながら少しずつ機材を拡充していっているところです。 そのため、新規センターの機材確保においては、お客様とのコミュニケーションが最も大切になります。エリアごとに必要な機材が異なるため、情報収集も兼ねてしっかりとお客様の声を伺うよう心がけています。

Q:新たな顧客はどのように獲得しているのでしょうか?
平田:熊本センターに来てくれているお客様からのご紹介や、電話、ASNOVAのウェブサイトの他「通りすがりに知った」「看板が目に入ったので寄った」と言ってくださる方もいます。九州ではまだ2拠点目なので、新規のお客様への周知活動もしていかなくてはならないと感じています。
それに加え、一度お取引のあったお客様に「またASNOVAで借りたい」と思ってもらえるように、センターでの対応も丁寧に行うことが求められていると思います。電話や貸出時の接客はもとより、お客様のご要望になるべく答えようとする前向きな姿勢や、機材の品質管理、お問い合わせに対する素早いレスポンスなどを心がけ、誠意を見せることで信頼を得ていくことが大切ですね。

センター長に求める資質とは?「足場の魅力」を伝えられる人材へ
Q. 新たな機材センターが立ち上がるということは、新たなセンター長も必要になるということですが、ASNOVAではどのようにセンター長を育成していますか?
平田:機材管理部では、年に1度のマネジメント研修や合宿研修を通じて、次期センター長候補を育成しています。特に合宿では、千葉県の千葉野田センターで3日間にわたり、センター長としての心構えや振る舞いを学ぶプログラムがあります。また、月に1度行われる社内木鶏会
「MOKKEI」では、偉大なビジネスパーソンたちの経験談や教訓から学びを得て、それを言語化して共有することにより、自分たちの仕事に反映し人間として成長できるようにしています。こうした取り組みにより、次世代のリーダーが着実に育っていく仕組みを作っています。

Q. 平田さんが考える、センター長に求められる資質とはなんでしょうか。
平田:現場やスタッフに常に気を配り、コミュニケーションを大切にできることだと思います。世間話でも良いので、普段の会話の中から相手がどんなことを考えているのかを理解し、信頼関係を築ける人材であるといいですね。
また、ASNOVAは業界未経験からキャリアをスタートさせる社員が多いので、センター長として足場の面白さや、やりがいを伝えようとする姿勢も大切です。私自身も入社当時、深野エリア長から足場の魅力を教えていただきました。そのような経験から、やはり「社会的意義のある仕事に携わっている」という理解が重要だと思います。
最近ではYouTube「あすのばチャンネル」もスタートし、そちらでも足場の魅力やASNOVAの会社について親しみやすく紹介しています。先日、熊本センターも取り上げられたのですが、なんとその動画を見て応募してくれた人もいるんですよ!

Q. ずばり、ASNOVAが次々と機材センターを立ち上げられる秘訣とは?
平田:ASNOVAが掲げる「いつでも・近くで・安心して借りられる」というコンセプトが大きな理由だと思います。お客様のニーズに対し丁寧に応える姿勢が信頼を生み、その結果、より多くのお客様のところへ足場を届けるために新たな拠点が必要になります。そして、全国に拠点を持つ安心感が、さらに新しいお客様を呼び込むという好循環を生んでいるからではないでしょうか。
それに伴い、外注先や協力会社との信頼関係も大切です。日頃から良い関係を築くことで、必要なときに力を発揮していただけるので、次々と拠点を展開できる基盤が整っているのだと思います。お客様や社員、関係先など、さまざまな信頼のもとに、今後も挑戦を続けていきたいです。
