RECRUIT

Text・Photo:阿南 元春

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PROIFILE

加藤 大介
取締役 管理本部長 2020年10月入社。「経理部」「総務人事部」をまとめる。 今回紹介するリベラルアーツ制度をはじめとする「ASNOVA WAY」の責任者。
鈴木 健之
機材管理部。2018年5月、ASNOVA入社。静岡富士センターにてセンター業務を務め、2021年9月より現職。静岡富士センターのメンバーをまとめる。
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ASNOVAの成長源泉-リベラルアーツ制度

コロナ禍による業績低迷やライバル企業の増加等により、旧態依然の企業は生き残れない世の中になっている。 ASNOVAは個々人の成長の総和が会社の成長であると考えており、成長し続けることが求められている。つまり会社が成長するためには個々人の力を上げる必要がある。 2022年4月からASNOVAでは人事制度「ASNOVA WAY」の施策として、全社員が複数ある推薦図書のコースを選択し、該当する書籍が毎月配布されるリベラルアーツ制度を制定した。 ASNOVAを成長させる「ASNOVA WAY」のリベラルアーツ制度について取締役管理本部長 加藤大介氏と制度を効率よく活かしている静岡富士センターの鈴木センター長へ想いや取り組みについてお伺いしました。

Text・Photo:阿南 元春

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加藤 大介
取締役 管理本部長 2020年10月入社。「経理部」「総務人事部」をまとめる。 今回紹介するリベラルアーツ制度をはじめとする「ASNOVA WAY」の責任者。
鈴木 健之
機材管理部。2018年5月、ASNOVA入社。静岡富士センターにてセンター業務を務め、2021年9月より現職。静岡富士センターのメンバーをまとめる。
左から 取締役管理本部長 加藤 大介さん 静岡富士センター センター長 鈴木健之さん

制度開始の背景と反応

なぜリベラルアーツに目を付けたのですか?

 加藤:普段接する機会の少ない一般教養を社員の皆さんに身につけてほしいという思いがあり、リベラルアーツ制度を開始しました。 個々人の成長の総和が会社の成長に繋がるものだと考えており、社員ができなかったことができるようになることが成長であり、その集合体が会社の著しい成長に繋がると考えました。業務中に、「あの本にこういうことが書いてあったな」っていう気付きが得られればいいと思います。

 今日読んで、明日役に立てることは難しいですが、何らかの形で活かせると思いますので、リベラルアーツ制度を良いきっかけだと思ってほしいですね。読むことに慣れていない方は後書きだけ読んでみるとか、ぜひ手に触れる習慣を身につけてほしいです。

センターではこの制度をどう受け取られていますか?

鈴木:日々の業務が忙しくて読書の時間が捻出できないときもありますが、会社が機会を用意してくれるのは非常にありがたく感謝しています。自分が読むことで周りに刺激を与え、何かにつなげようと思っています。様々な知識を得ることで人への説明もわかりやすくできるようになるとも思っています。

リベラルアーツが溶け込む環境

制度を活かす為に、工夫していることはありますか?

鈴木:メンバー間で本のまわし読みを始めました。各々選択している本のコースが違うので、こんな感じの本だよっていうことを言いながらメンバー間で読み終わった本の交換をしています。そうすることで知識の獲得が各段に早くなると思います。
せっかくなので制度を最大限活かしたいと思い、みんなで交換して意見を聞いたりできたら人間関係にも知識にもプラスになるという話になりました。
他には、朝礼で読んだ本から一文、気に入ったところを共有したり、休憩中に「ここが良かったですよ。」とか話したりしています。あとは、仕事を教える時に、「ここ読んだら、考え方学べるんじゃないかな?」っていう指導にも活かせます。何かのタイミングであえて発信する等して、得た知識を活かすようにしていますね。

どういった時間を利用して、読書時間を確保していますか?

鈴木:私は休憩時間と寝る前に読んでいます。メンバーもそうですね。ただ、入社したばかりの方もいるので、作業の忙しさ等により、今は読めない状況だったりします。

加藤さんは普段から読書をされていますが、読書継続の秘訣を教えてください。

加藤:習慣化することです。生活のルーティンに取り入れてしまえば、良いと思います。
普段読まない人は本を開くまでが辛いので、そういう場合は全部読まなくても良いと思います。例えば目次を見て、面白そうな章から読むっていうことから進めてみる。
全部読まなくても、まず自分が興味あるところだけ読んで、入口のハードルを下げることが第一だと思います。

プライベートでも活きる!読書のベネフィット

業務で読書が活かせたエピソードはありますか?

加藤:部下へ研修等する際に自分の経験だけだと、言語化は難しいこともありますが、読書で言語化されたものを取り込むと、伝えやすくなることです。
特に前職では部署のメンバーに前半は会社の取り組みの話、後半は概念的な話を週次配信していました。
毎週記事を書くことがプレッシャーでしたが、普段から知識の引き出しをたくさん持っておくと原稿を作りやすいので、役に立っていました。

読書することは、どのような変化をもたらしましたか?

鈴木:はじまったばかりで正確にはわかりませんが、多面的な考え方ができるようになってきていると思います。固定概念を持たず、他部署の方と接したいですね。
そうすれば、忌憚ない意見ができ一層個人の能力が高くなって結果ASNOVAの成長に繋がると思います。

加藤:読書は、著者の人生を疑似体験することになります。人間は自分の知識経験を正当化しがちなところがあると思いますが、鈴木センター長がおっしゃったとおり、他人の経験や考え方を知ると、多面的なものの考え方ができ、物事を深く理解するようになることが成長に繋がり、これが将来的にASNOVAの文化になればいいなと思います。

鈴木:知識の補完も良いですが、妻と本の話をするようになりました。
今読んでいる本の内容について、お互いの考えを話すことで「そういう解釈をするんだ!」という感じで。妻がどういった考えなのか知れるのがすごく嬉しいです。
お互いの考えのすり合わせができるので、これは大きなことだと思いますね。

加藤:自分が読んで良かった本の内容を社長や役員、部門長と共有することもありますね。
社外だとAMP!の時に制度設計で使った本をコンサルティング会社と共有したり、ASNOVA Challenge Systemに関しては、数冊の本を参考に制度設計をしました。

人事制度 ×期待

一緒に働くメンバーにはこの制度をどのように活用してほしいとお考えですか?

鈴木:色々な考えのもと、私とは別の視点で物事を考えてもらいたいです。今のままだと、メンバーは私の考えと一緒になると思います。今後、制度を通して様々な考え方が頭に入ってくると思うので、段階的に知識が付き、「こうやった方がいいですよ!」みたいな声が出てきてくれたら嬉しいです。

リベラルアーツ制度以外で、希望する制度はありますか?

鈴木:社内に様々な部署があるので、皆さんのことを知りたいですね。例えば、おススメの本をピックアップする企画など。身近な人に紹介された本は読みたくなります。今まで読んだ本の紹介や、漫画とかでも人間関係や仲間の作り方も学べることがありますからもっと幅広くても良いと思います。人によっては、それがモチベーションになると思います。
「個々人の能力を上げることで会社の成長へとつなげる」リベラルアーツ制度はまだスタートしたばかりだが、社員は着実に前進している。
リベラルアーツ制度を利用し、社員全員が前進し、将来のASNOVAを支える存在となる未来が見える内容だった。
知識だけではなく、実績を残せる会社としてこれからもASNOVAは社員と共に成長し続ける。

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